月うさぎ

ハリー・ポッターと賢者の石の月うさぎのレビュー・感想・評価

4.8
子供の本を映画化してこんなに世界的ヒットした映画はないのでは?シリーズ全て人気作となったのも珍しいでしょう。ファンタビまで好調と来ています。それもこれもクリス・コロンバス監督のハリポタ・ワールドの可視化が完璧だったおかげです。
原作を先に読んでいた身としては、映画化が怖い思いもありました。イメージぶっ壊れだったら許せないじゃないですか?!
でも子役の選抜を観て安心し、映画を観て感謝することになりました。
スコットランドの自然の景観を活かしたロケシーンに心を癒され、古き良き魔法使いのイメージを残してくれて、もれ鍋やホグズミートも魔法の杖も、安心して世界に浸れました。
当時、ハリー・ポッターのロケ他に行きたいというオリジナルツアーアレンジを2件ほど担当しました。それ位のインパクトがあった映画だったのです。CGや作り物ではない自然や歴史を感じる建築物がロケ地に選ばれています。あの汽車だって本物ですよ。シロフクロウのヘドウィグだって本物のフクロウ君です♡動物が映画出演すると全て虐待なんて騒ぐ感覚、おかしいんじゃない?と、私は思いますけどね。じゃあ乗馬シーンはどうなるのよ!ですよ。

感謝の極めつけはクィディッチです!
原作を読んでどうもゲームのルールや試合展開がリアルに浮かばなくて…
映画を観てやっとこういうことだったのか!と、わかった鈍い私。サッカーのオフサイドもまだわからない私だからね!(と開き直ってみる)
子役の使い方の絶妙な事!
ちょっとホーム・アローンに似ているシーンが2箇所ほどありましたね。
一作目はまだそんなに深刻な状況ではないし、バトルも激しくはない。だからこそコロンバス監督で良かったのです。
ストーリーはだんだん暗くなっていくしね。子役は成長して変わっていくしね。
本作を吹き替えなしでみると、ダニエル君の声が途中で声変わりして、また元に戻っていて驚きますよ🫢
こればかりは修正できなかったのか?しなかったのか?
何よりアラン・リックマンの起用は最高でした。彼は初め悪役はもうやりたくないとオファーを断ったらしいですね。よくぞ出演してくださいました!感謝です。
ハーマイオニーは原作の10倍可愛かったし、ロンもドラコもハグリッドもマクゴナガル先生も初代ダンブルドア校長もキャストみんな素敵でしたね。

しかしダニエル君の背が伸びなかったのは誤算でしょう。まぁ誰の責任でもないし。
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