イチイ

ハリー・ポッターと賢者の石のイチイのレビュー・感想・評価

2.5
両親を亡くし邪魔者扱いをされ続けてきたハリーのところに不思議な手紙が届く。彼は実は魔法界では伝説の魔法使いで、世界一の魔法学校ホグワーツへの入学を許されたのだった、という現代の魔法ファンタジー。

誰にも顧みられない孤児は、実は世界一で一番になる可能性を秘めた天才魔法使いだった。本当の自分を知る世界には魅力的で恐ろしいものばかりが溢れていて、自分を認めてくれる師匠や生涯をともにできる本当の仲間とも出会う、という夢をすべて叶えてくれるお話。

何度も観てきてはいるけれど、どれも贔屓の引き倒しに見えてむしろ嫌な世界に思える。グリフィンドールに50点!とか不正の極みではないのだろうか。よくわからない。

魔法が使えるかどうかは基本的に生まれが一番大切で、魔法を使えない一般人は魔法使いから「マグル」と呼ばれて蔑まれているというのも、なんだか嫌な感じ。一般的には魔法使いはマイノリティで、魔法の世界にたどり着くまでは肩身の狭い想いをしてきたのはそうなのだろうけれど。魅力とされているであろうところをなかなかよいとは思えない感じが拭えない。
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