ちんすこう

劇場版 空の境界/第二章 殺人考察(前)のちんすこうのレビュー・感想・評価

3.5
空の境界シリーズ第2作目。
時系列としては1番古く、式と幹也の出会いを描いた本作。

式と幹也が送る日常とその裏で起こっている連続殺人事件の映像美の対比が素晴らしく、その異様さが一段と極まって見え、大きな動きはないはずなのに、物語に惹き込まれる。

そして式と織の二重人格、加えて殺人衝動を持つ異質な両儀式と、普通に見えて、ストーカーのような行動を行う一番サイコな黒桐幹也の対比もうまく、ここでも2人の特異さ、異常さが極まって見ることができる。

ストーリーとしては、謎が残ったまま終わることになる本作であるが、色んなものの対比による異質さ、特別感で魅力ある作品となっているのが、本作の見どころだ。
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