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赤ちゃん教育のtntnのレビュー・感想・評価

赤ちゃん教育(1938年製作の映画)
3.8
鳴き真似とか歌とか、ギャグのしょうもなさが最高。ゴルフ場でドタバタする展開って、『母なる証明』でもあったけど、インスパイアとかではなく映画映えしやすいロケーションってことなんだろうな。
『NOPE』がホークス的西部劇の換骨奪胎だとするなら、映画の展開を撹乱する動物の扱いもジョーダン・ピールが継承しているのかもしれない。
シャワーの後のシーンで、ケイリー・グラントがキャサリン・ヘプバーンのガウンを着るのはまだわかるけど、キャサリン・ヘプバーンもメンズ(でもおかしくない)シャツとパンツ姿になる。ここで衣装のジェンダーが完全に裏返っていると思う。次のシーンで、グラントはスーツにネクタイ、ヘプバーンはドレスアップと「普通」の衣装に戻っているから意図的だと思うんだけどな。この場面は、犬を追いかける場面だった。
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