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忍術児雷也のmitakosamaのレビュー・感想・評価

忍術児雷也(1955年製作の映画)
2.7
新東宝のYOUTUBEにて、児雷也モノの1本。
児雷也となる尾形周馬弘行を演じるのは四代目の中村雀右衛門ですって。女形だったようで劇中でも腰元に化けて女装して現れるシーンが有る。
大蛇丸となる大蛇太郎は田崎純。綱手となる綱姫は利根はる恵って人らしい。この人はよくわかんないな。

足利晴氏の時代というので室町から戦国にかけての時代設定なのかな?
晴氏が3人の部下に領地を与えたが仲間割れ。尾形弘澄の領地・更科は、鯨波照忠は・諏訪光明に奪われてしまう。尾形の残党狩りに山賊の大蛇太郎が起用される。

この辺のくだりが30分くらいかかる。80分の映画なのになかなか本題に入らないんだよな。

で、やっと蝦蟇VS大蛇のバトルが始まる。ユルい!圧倒的にユルい造形!最高だ!
蝦蟇を助けるために大蛇を退治したのが尾形の息子、ひろゆき。
ひろゆきは蝦蟇仙人から忍術を授けてもらい、父の敵を討つこととなる。
大蛇は大蛇太郎に乗り移り大蛇丸へ変貌。さらに綱姫も綱手に。ナメクジの造形は比較的良く出来てる。

全体的には、登場人物の多さを纏め切れておらずゴチャゴチャした内容で正直見辛い。
特撮はユルくて楽しいのだから、もっと早く3すくみバトルにして欲しかったな。

因みに若山富三郎のデビュー作なんだと。
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