理由がある訳でなく家族を憎むというのが興味深かった。映像も音楽もとても美しく、不穏な空気の中で爆発しそうで爆発しない緊張感があってとても良かった。マチューアマルリックのダメな奴だけど愛嬌がある感じが…
>>続きを読むクリスマス映画ってほぼすべて「家族って最高」エンドだけどこちらは現実だった。大っ嫌いで縁を切った兄弟だけど、骨髄移植のために連絡を取らざるをえなくなりマ〜〜〜ジ最悪。血のつながりしかないけど、ほんと…
>>続きを読む不倫、ドラッグ、暴力。クリスマスに集まった家族の群像劇には不釣り合いな倫理的要素が詰まっているんだけど、デプレシャンはそれらを特別なものとして描かない。どこか可笑しくて受け入れられるものにしてしまう…
>>続きを読むやはりデプレシャンにとっての家族は必ずしもポジティブなものを意味しない。とは言えネガティヴ一辺倒に描かれる訳でもなく、ただただ同じ遺伝子を共有してしまった緩やかなサークル、くらいのやんわりとした空気…
>>続きを読むある家族がクリスマスに、母親の脊髄移植適合検査も兼ねて集まる。
長男は白血病で、脊髄移植には両親、妹が不適合、当時妊娠中で胎児を調べたが不適合、6歳で亡くなる。
胎児は“役立たず”の男の子で、そのあ…
【第61回カンヌ映画祭 コンペティション部門出品】
『キングス&クイーン』アルノー・デプレシャン監督作品。セザール賞では作品賞他全9部門にノミネートされ、助演男優賞(ジャン=ポール・ルシヨン)を受賞…