あっくん

天国の本屋〜恋火のあっくんのレビュー・感想・評価

天国の本屋〜恋火(2004年製作の映画)
4.0
追悼レビュー…。
未だに信じられません…。
竹内結子さんの死…。
ある時は優しい雰囲気、ある時はカッコいい姿、ある時は元気いっぱいな笑顔❗…もう素敵な演技が観られないなんて…。
芸能界の相次ぐ死…。もうこれ以上起きない事を願っています…。
朝ドラ“あすか”、ランチの女王、プライドと過去に色んなドラマを観たりと思いだし、今はそんな竹内結子さんを思い出したかのように、過去に観た映画の初期作品を色々観ています…。
その中で一番に思い出したのがこの作品です…。

ピアニストとして上手くいかずに悩んでいた健太は気づいたらここは天国で、怪しげな男・ヤマキが店長を務める「天国の本屋」に連れて行かれてた❗
短期アルバイトをすることになった健太は、小さい頃に憧れていたピアニスト・翔子と出会うが、翔子は生前の事故が原因で片耳の聴覚を失い、心の傷でピアノが弾けなくなっていた。
一方、地上では翔子の姪・香夏子が地元の花火大会を復活させるべく奮闘中。
暴発事故で翔子の聴覚を奪った責任を感じ、花火師を辞めてしまった瀧本に伝説の「恋する花火」を打ち上げるよう説得する…。

当時興味を持った天国という死後の世界観…。説明不足な所がありますが、不思議な空間でしたね🎵
オールロケな美しい北海道が天国の雰囲気にドンピシャ🎵
そしてファンタジックな図書館の様な本屋さんなのも個人的にツボ🎵
ただ天国の住人の一部が変な宗教っぽい所が複雑(;´∀`)
(“幸せですか❓”ってしゃべって来そうな阿佐ヶ谷姉妹がいそうな感じww)

心の傷を負う者、大切な人を失う悲しさ、未来を見失う者、心残りを持つ者…。そんな色々な事を抱える者達を癒し、そして救う…。
シンプルながらも優しくも温かくも心地よい…。個人的に好きですね🎵(o≧▽゜)o

注目は竹内結子さんの演技力❗
特に香川照之さんとの言い争いとビンタシーンが印象的❗
また、一人二役なのも凄い❗元気さと儚さと別々の雰囲気を醸し出していたのが💮🎵(o≧▽゜)o

エンディングを歌うユーミンも良いです❗エンディング曲「永遠が見える日」も隠れた神曲の一曲なのでYouTubeで是非❗(o≧▽゜)o
また、劇中で竹内結子さんがピアノを弾く「永遠」も印象的❗そちらもYouTubeで❗(σ≧▽≦)σ

竹内結子さんの他にも若きキャスト陣❗
玉山鉄二さん(亜人)、香里奈さん(恋つづ)、新井浩文さん(犬猿)、大倉孝二さん(見えない目撃者)、香川照之さん(七つの会議)、塩見三省さん(パンとスープとネコ日和)、今は亡き原田芳雄さん(どろろ)等々。

最後に…。
天国に行っても、この作品のように美しく、優しい雰囲気と素敵な笑顔のままの竹内結子さんでありますように…。幸せでありますように…。
そして、色々な素敵な演技を観させて頂き、本当にありがとうございます❗
心よりご冥福をお祈り致します…。
あっくん

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