昨日の一本。本作は配信されんだろと思っていたのでレンタルする。
後の「アバター」のテーマに続くジェームズ・キャメロン版「2001年宇宙の旅」的作品。ウケは良くなかったようだがそりゃ「ターミネーター」と「エイリアン2」のようなスリラー監督がこんな哲学的な作品出したら確かにうーんとなる。
しかしこうして現代で見てみるとあの時代の雪解けが始まっている米ソ冷戦末期よりかなりメッセージが迫真性があるので面白い。あとCGがあの深海生物位だなもんであとバッチシ特撮のなまもの感がいい。
暗闇の密室という潜水艦映画とは違う新しい切り口も斬新で目新しい。人には勧めない映画ながらキャメロン作品を追いかける上では避けて通れない一本だ。
しかし、完全版とはいえ3時間は長い。「オッペンハイマー」の緊張感であっという間の3時間とは時計の針の進み方が違う。(液体酸素を見てこれがLCLの元ネタなのかとそこはニヤリとする)