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手錠のまゝの脱獄のながののネタバレレビュー・内容・結末

手錠のまゝの脱獄(1958年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

授業の課題として見ました。白黒だったので気が進まなかったですが、展開はおもしろく最後は2人で仲良く捕まるという、主人公たちに感情移入して脱獄成功して欲しいという視聴者に媚びない結末だったので楽しめました。

子供が意識を取り戻したシーンでは、襲ってきたのは白人と黒人の両方であり、そもそも助けようとしたのは黒人側であったのに、すぐに黒人を悪、白人を善だと決めつけていたのでこれは意識しているものではなくて無意識化でそうなってしまっているものだと思った。その後の母親と合うシーンでは男の子がそのような思想になってしまった理由に合点がいったが、親子が住む場所は田舎で周りと触れる機会もなく、差別を無くそうという思想に触れることがなかったのだと考えると仕方の無いことでもあると思った。けど、そのままその思想でいいという意味ではない。