映画太郎

羊たちの沈黙の映画太郎のレビュー・感想・評価

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
5.0
久しぶりに観直してみた。
初めて観た時より印象が強かった。クラリスとレクターの信頼にも似た関係は勿論、時々映る捜査資料の酷たらしさ、レクターが脱走した時の芸術的犯行現場、終盤の暗闇の死闘。そして今回観て印象深かったのは音楽だ。サスペンス映画の音楽として、不穏で緊張感を維持しつつ、やり過ぎない。本作に欠かせない大きな要素だと感じた。それはまるでアンソニー・ホプキンスとジョディ・フォスターの共演のように、本作において絶対的に欠かせない要素なのだ。本作はそうしたいくつものピースが集まって出来上がった類い稀なる傑作スリラー映画だ。

「羊たちの沈黙」の1年後を描いたドラマ「Clarice」がCBSでドラマ化されて放送されているが、2021年4月時点で日本の放送は未定。
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