ゆずきよ

羊たちの沈黙のゆずきよのレビュー・感想・評価

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
4.1
ふと思い立って昔観た名作が観たくなる。
何年ぶりだろう。
気分が沈んだ時に上げてくれる映画は観れないので最奥まで落としにいくのが私のスタイル。

物語は、FBIの訓練生ジョディ・フォスターが映画史上最も有名な犯罪者と言っても過言では無いアンソニー・ホプキンス演じるハンニバル・レクターという食人精神科医へ連続殺人事件の協力を願いに行くという所から始まる。
連続殺人事件も人の皮を剥ぐという異常なものである事から異常者には異常者でという目には目を方式で面会。
アンソニー・ホプキンスが普通に話しているだけなのにめちゃくちゃ恐怖を感じます。
対面すると全て見透かされている様な不気味さが漂い私だったら2秒で逃げますね。
序盤を犯人逮捕に向けジョディ・フォスターがアンソニー・ホプキンスからのヒントを辿るという話。
そんな中新たな犠牲者が発見されたり少しずつ事件も全容が見えてきます。
中盤過ぎで大きな場面展開。
これまで不気味だけど大人しいおじいちゃんだったアンソニー・ホプキンスがやっぱりヤバい奴だったというのをこれでもかと見せつけてくれます。
そこからはメインの連続殺人事件解決へ向け加速。
見せ方の演出で素晴らしく緊張感のある映像のため釘付けとなります。
ところでプードルはお持ち帰りですか?
ラストも含みのある映像で終了。
やはり良い映画でした。

この映画が30年以上前の映画というのが驚きます。
それくらい完成度が高い。
今と比べてしまうと映像の粗さはあるにしても何度も言っていますがやはり名作と言われる作品はいつの時代に観ても名作です。
コンテンツが多く新しい物は出尽くしたと言われるこの時代では中々難しいかもしれませんが30年後に観てやっぱり面白いと思える映画になるべく多く出会いたいと思っています。
ゆずきよ

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