cana

羊たちの沈黙のcanaのレビュー・感想・評価

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
4.5
はーー怖かった、おもろかった…。
ずっと観たかったやつ観れた。
何かが起こりそうな雰囲気がずっと漂っていて不気味。
ドキドキしすぎて頻脈なるわ

こういう映画っていつも誰が誰で…て情報整理しきれない時があるけど…、
この映画はすごいわかりやすかった…
情報の出し方や順番や見せ方もそうやけど、音がすごいわかりやすく補助してくれてて入り込めた…
一番最初に牢獄で対峙する時も、後ろで咳き込む音が聞こえたりリアルな生音感があって奇妙。

レクターもクラリスの俳優も、目がすごかったな。
顔の左右差ない人を選んでるんかな。
ライティングというか、白黒差がすごい雰囲気があってかっこよかった。

レクターは設定も面白いけど、
見せ方がより引き立ててるなぁと思った。
本人がやってることはそんなに想定外のことではなかったけど、
モブがレクターに対する扱いや「あいつは気をつけろ」って言ったりすることで引き立てられてたな。。

レクターがいいキャラなのはそうやけど、
信念みたいなのがもっと知りたいなと思った。
なにを守るために生きてるんかな。
続き?を見れば語られるのか、
そこはサイコパスやからってことで、信念とか理論とかはないんかも…?

レクターが世間的には悪いやつではあるけど、大事なものを教えてくれて、
FBIの人たちは世間的には正義の味方やけど関わってみたら本当に正義かわからなくなる…みたいな構図かなと思って見てたけど
そこまではっきりは描かれてはなくて、
レクターは最後まで恐ろしい底が知れない存在で終わってた。
それぞれが自分の思いがあって動いてるのが人間味あってよかったな。

んでこのジャケ写よな。かっこいい。
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