よみこ

羊たちの沈黙のよみこのネタバレレビュー・内容・結末

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ジョディフォスターが若すぎて美少女だし、アンソニーホプキンスも若いし素晴らしい演技だった
先が読めない展開で、誰が追い詰められているのか・・・
事件が見え始めて初めて息がつけるそんな映画でした

まだ訓練生であるはずのクラリスがなぜ抜擢されたのか
なんじゃぁぁぁこの美少女は!!!
となるくらい、ジョディフォスターが美少女です
大人の女性というよりはまだ、未成熟で成長過程の「少女」のほうが似合う感じ
「犯罪者の行動心理は、犯罪者に聞け」という
魅力ある設定。(今の時代は割とありがち設定。アニメとかでよく見る)
ではなぜクラリスなのか
その「美少女性」を駆使し上司にレクターをぶつけられる
まじか!そんな理由で?と思ったが、
それだけではないことが明らかにされていく感じ
反発しているようで、「共鳴」しているようなクラリスとレクターの関係性が興味深い

初対面はお互いが探り合いだったが、初対面で「実直さ」「負けず嫌い」そんな彼女の性格や正義感をレクターは見ぬき、そして気にいる

レクターの人物像
紳士的な振舞かつ、喋り方も上品で、彼自身がスーパー精神科医だったこともあり
見透かされているような発言の数々
これだけもカリスマ性と異常性が垣間見える
にも拘わらず、突如激高したり、アドバイスを与えてみたり、
大きな動作がないながらも彼の物語に与える印象はかなり強い
あまり詳しい考察は出来ないけれど、食人鬼かつ、スーパー精神科医という設定をしっかりと活かされていた点がすごくいい
あの大きな檻からの脱走劇は、改めて彼の異常性や知性を感じさせる演出だった
異常性や知性はときとして、人を惹きつけるツールだ
それ以外にも、レクターのトレードマークである、あの「マスク」だ
ガチムチの体型でもなければ、武闘派でもないレクターが、マスクに全身拘束のシーンはやはりこれも彼の異常性を際立たせる

ただの狂気殺人者ではない感じがいい
彼の振舞はジェントルを感じられ、時に激しく、時に優しくクラリスに助言をする

そんなクラリスとレクターの関係性を見つつ、
本筋の事件は「バファロービル事件」
こちらも狂気じみていた
変身願望を持った犯人というプロファイルをしながら
こちらは犯人を割り出すまでは長かったが、最後は訓練生のクラリスごときに射殺される
こちらの軸も結構面白くてよかった


魅力的なキャラと先が気になる展開で面白かった!
よみこ

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