かぴばる

羊たちの沈黙のかぴばるのレビュー・感想・評価

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
4.8
 サイコ・スリラーの金字塔。

 映画史に残る悪役、ハンニバル・レクター博士の凄みが、作品のレベルを数段階押し上げている。絶対に関わってはいけない、まともに相手をしてはいけないと思わせるだけの迫力がある。アンソニー・ホプキンス、圧巻の演技。

 バッファロー・ビルは途中まで、そんなレクター博士に完全に食われていたのだけれど、クラリスが根城に乗り込んでからは雰囲気が一変。尋常ならざる緊張感には息を飲まされる。

 それにしてもジョディ・フォスターがあまりにも美しすぎるので、思わず囚人たちといっしょに、こんなFBI捜査官がいてたまるかとツッコんでしまいそうになる。