まーるつぁいと

羊たちの沈黙のまーるつぁいとのレビュー・感想・評価

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
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初めて観ました
小さい頃、このインパクト強いパッケージをTSUTAYAで見つめる私にお母さんがボソッと
「これすごい気持ち悪かった。二度と観ない」
それが強烈に印象に残ってて、観るのずっと躊躇ってました。

結果。
おいおかーーーん!!!
めちゃくちゃ...めちゃくちゃ最高やないかーーーい!!!
危なかった危なかったよ!お母さんの一言で私の人生から名作が1本奪われるとこだったよ!!

私をよく知るフォロワーさんならわかると思うんですが、まあ見事にレクター博士の虜ですまーる。
ソウやムカデ人間で数々の変態から崇められるレクター様。
彼のカリスマ性がアンソニー・ホプキンスによって、なんかもう神!
そりゃジョディ・フォスターも通いつめますわ。

詳しい分析とかまともなレビューは他のフォロワーさんにお任せして、私は小難しいことが書けないので軽々しく感情的に。

私の中で観終わった後味は、レオンとかクリストファー・ノーラン作品を観た後と同じような感じでした。
全然ジャンルも違うので、みなさん は?と思われると思いますが...
なんていうかキャラが好き!とかストーリーが好き!とか感動した!とかじゃなくて
ああもうこれ天才...誰も勝てない...この世界観...っていう、ゾクゾクする感じ。
好きとか嫌いとか超えて、尊敬に似た感情。
恐らく人生の1本になって、何度も見返す。中毒性。
湧き上がるのは新しく自分の好きなものに出会えた喜びじゃなくて、今までこの世界を知らなかった時間が勿体無く思う悔しさ。
私の中でこの僅かな差がある映画、実は割と少ないのです。

レクター博士しか見えなすぎて、妄想も彼の虜になってしまう監察官まーるとか精神科医まーる(それだとハーレークイン)とかいうありきたりなものしか出てこない!
悪役好きにはたまらない1本でした。

タイトル秀逸すぎィ!