この作品は、随分前に観たことがあるが、BSの録画で見直した。
今観ても相当グロい。
精神異常者による猟奇的殺人の気持ち悪さと恐怖が容赦なく襲いかかる。
そして、それに負けずとも劣らないアンソニー・ホプキンスが扮するレクター・ハンニバルの冷徹さと残酷さ。
ハンニバルがホプキンスを演じているようなハマリ役。
それに対するジョディ・フォスターは、彼女にとって名女優としてキャリア実力共に一番脂の乗っている時期にこの作品と巡りあったことは運命的な出会いと言っても過言ではない。
アカデミー賞を総なめにしたのも含め予め決まっていたすべての必然がこの作品に集中した結果であるように凄みさえ感じてしまう。
だから何度観ても新鮮さを損なわない名作である。