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羊たちの沈黙のaeuのレビュー・感想・評価

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
4.5
■ 映画史に残るサイコサスペンス「ハンニバル」シリーズの1作目。
【ストーリー】
FBIの訓練生・クラリスは、女性を誘拐して皮を剥ぐ連続殺人鬼の捜査に加わることに。彼女の任務は獄中の天才精神科医・レクター博士の協力を得ることだった。クラリスは自分の過去を語ることと引き換えに、レクターから事件の手掛かりを聞き出すが…。
(参照:U-NEXT)



ひさびさに再鑑賞しました。何度観ても、怖いしグロいし気持ち悪いし恐怖だし寒気がするし恐ろしいし恐いです。8割“怖い”やん。
サイコサスペンスとして大変優れている証ですね。

だけど、目を逸さずに観られる工夫がしてあるし、何と言っても、さすが天才精神科医。レクターの頭の良さ・賢さがとても面白く、悪役側なのにレクターの策が成功する事を思わず望んでしまう。

また、ふとした言動で垣間見える紳士的な面やきれいな言葉遣い。表情の不気味さ。至るところで感じ取れるそのキャラクターがなんとも魅力的。

怖い怖い言いながらも夢中で観てしまう。
いや、なにが怖いって、クラリスの怖いもの知らずさというか、ビビっているくせにガンガン行くし、禁止されている事あれもこれもやってしまっているし。もう!!こっちが怖い!!!

そしてこれはやっぱり続編が観たくなりますよねえ。
1作目以外は、あまり繰り返し観ていなくて殆ど内容を忘れているので追々観れたらいいな。



🎞Movie Memo🎞シリーズ4作品の時系列

①『ハンニバル・ライジング』(シリーズ4作目・2007年公開)
⇒ハンニバル・レクターの幼少期から青年期にかけてを描いており、殺人鬼となっていく過程・原点が明らかになる。

②『レッド・ドラゴン』(シリーズ3作目・2002年公開)
⇒1作目「羊たちの沈黙」の10年前が舞台となっている。FBI捜査官クラリスに出会う直前までが映像化されている。

③『羊たちの沈黙』(シリーズ1作目・1991年公開)
⇒「レッド・ドラゴン」終了直後から物語がスタートする。

④『ハンニバル』(シリーズ2作目・2001年公開)
⇒いわゆる「羊たちの沈黙」の続編。事件解決から10年後を描いている。
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