去年マリエンバートでやヒロシマモナムールなどで知られるアランレネが監督したアウシュヴィッツ収容所のドキュメンタリー映画。
関心領域の公開に合わせて鑑賞。とてつもなく残酷な出来事が映し出されるけど、それらの事実が、今尚ウクライナ侵攻やガザ地区の爆撃で子供たちが亡くなっていることを皮肉にも際立たせています。
アランレネの作家性がないというレビューも見かけましたが、今作はラジュテでお馴染みのフォトロマン形式に作風が少し近く、所謂ヌーヴェルヴァーグのセーヌ左岸派らしさが表現されていたと思います。ナレーションの使い方もドキュメンタリーとしてとても良かったです。
世界中の人間が一度は見るべきドキュメンタリーです。何だったら学校の教材で使って欲しい。