Mana

クルーエル・インテンションズのManaのレビュー・感想・評価

3.3
ラクロ「危険な関係」のコンプリートを目指して8作目。ほぼ制覇したので、あとはドヌーヴ主演版だけなんだけど、それがなかなかアクセスできない。

大学生の時に大学のAV室で見たやつだった。懐かしい^_^
主要人物たちをティーンにしたことで、原作の悪党ってイメージが薄まって、まだまだ未成熟な10代の過ちという青春映画の印象。

★危険な関係映画化ランキング★

1位 恋の掟(1988)
アネット・ベニング、コリン・ファース主演
原作の雰囲気を忠実に再現する2位の危険な関係とどちらを1位にするか迷ったけれど、原作を改編した終盤の展開に軍配を上げた。

2位 危険な関係(1988)
グレン・クローズ主演。
原作の貴族社会の雰囲気。ヴァルモンとメルトイユの悪党の雰囲気などが出ていて良い。

3位 スキャンダル
韓国リメイク。
メルトイユとセシルの関係が正室側室になっていたり、キリスト教の禁令だったり、ツールヴェルが貞女であったり、舞台を李氏朝鮮にしたことを活かした改変がされていて良い。

4位 クルーエル・インテンションズ
舞台を現代アメリカ、登場人物たちをティーンにしたことで、原作とは違う青春映画として仕上がっている。
これもこれでなかなか良い。

5位 危険な関係(1959)
白黒映画
ジャンヌ・モロー主演
現代パリの外交官夫婦に改変。より悪い遊びが強調され、オシャレでスタイリッシュという感じ。

6位 危険な関係(2012)
中国版
1930年台の魔都上海を舞台に、チャイナドレスと華洋折衷の建築、家具の映像美が美しい。
ただ、映像美の魅力だけでストーリーには上海租界を舞台にした工夫はあまり感じられなかったのが、順位が低めの理由。

7位 危険な関係(2003)
カトリーヌ・ドヌーヴ主演
メルトゥイユ夫人の人物像の解釈が私と大きく異なり、故に評価は低め。
時間もちょっと長すぎると感じた。

8位 華麗な関係(1976)
評価が最下位。
他は好きではないという消極的否定だが、これは積極的に苦手。
性描写が露骨すぎて、映像がポルノ的だと感じた。
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