籠

三つの愛の籠のレビュー・感想・評価

三つの愛(1954年製作の映画)
3.7
小林正樹映画祭をこれで開幕させてしまえば怖いものは何も無い。ハレルヤが延々と厳かに鳴り響く中で奇跡も映画的魔法も何も無い。原作の無い小林正樹オリジナル脚本による物凄い世界を見せつけられた。伊藤雄之助の神父の佇まいはある意味狂気を感じさせられ、観ながら晩年の「太陽を盗んだ男」のバスジャック犯を脳内で連想した。
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