如月カルラ

スプライスの如月カルラのレビュー・感想・評価

スプライス(2008年製作の映画)
2.5
倫理観がぶち壊れている映画。
科学者夫婦、特に女性の方がどうしても好きになれない。
新しい生物を作るのも、会社から言われている「様々な病気に対応できる細胞を持つ生物」を生み出す事には成功しているわけだし、それを薬として発展させるのが道理ではあるんだけど、科学者夫婦(というか妻)は自分の研究を邪魔される事を良しとしない。
結果、人間と動物の遺伝子を掛け合わせた新種の生物を生み出してしまう。

生み出された生物に名前を付け、懐かれている時は可愛がり、愛しているというくせに、反抗され襲われかけると怒り狂い尻尾の針を切り落とすという傲慢さ。
もうこの前段階から好きになれなかったけど、この身勝手さに怒りすら覚えるくらいだった。
終盤人間が痛い目に遭うけどそれはもう自業自得。
とはいえラストが1番倫理観ぶち壊れてるなと思った。かなり肌に合わなかった作品。
如月カルラ

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