「NO」と言えるリーアム・ニーソン。
ポトマック川の岸辺で女性の他殺体が発見される。被害者の所持品を持っていた浮浪者の男カールが重要参考人として連行され、その男を弁護することになったキャスリーン。しかし、その男は戦争の後遺症で耳が聞こえず、喋ることもできない状態だった。
はじめは反抗的だったカールだが、キャスリーンの熱意に次第に心を開き始める。そしてキャスリーンは彼の無実を確信する。
しかし、彼の無実を証明するのは至難の業。そんな中、陪審員の一人に選ばれた若手ロビイストのエディが独自に事件の捜査をし始め、キャスリーンに協力するのだが……。
法廷サスペンスとしてはなかなか見応えはあったものの、エディがなぜキャスリーンに協力することにしたのか、その動機が今ひとつわからない。そもそも最初は陪審員なんてやりたくないとか言っていたのに。
で、弁護士と陪審員は裁判所以外で私的に会って話をすることはタブーとされていて、バレたら弁護士の資格はく奪とか、相当大きなペナルティが課せられるというのに、それでも危険を冒して二人はちょくちょく会うんだけれど、だったらせめて帽子被るなりサングラスかけるなりして変装しろよと思った。
牛乳の話がどのように繋がってくるのかと思ったら全然関係なかったし、中途半端なロマンスも邪魔だったな。
終盤からラストにかけては若干駆け足気味なきがする。