xavier

おもちゃの国のxavierのレビュー・感想・評価

おもちゃの国(2007年製作の映画)
4.0
短い時間にギュッと詰め込まれた戦争の残酷さ…

第二次世界大戦下のドイツ。ナチスによるユダヤ人迫害が厳しさを増すなか
仲の良い友達の一家が"おもちゃの国"
に旅行に行くと聞いた少年ハインリッヒは、自分もついて行くと言い出し…

ハインリッヒの友達の一家はユダヤ人
そのためナチスにより収容所へと連れて行かれる事に。
そしてハインリッヒを傷つけないために嘘をつく。
"おもちゃの国に旅行に行く"と

そう言われたら行きたくなるよね。
仲の良い友達とそんな国に行けるんだったら"楽しい!"って思うしね。
お母さんもどう言ったら良いのか分からなくて、考えに考えた嘘だった。
でも、ハインリッヒの気持ちは変わらない。
そして旅立ちの日、ハインリッヒは…

ラストは予想外の展開だったな。
お母さんの行動は意外だったし。あの時点では、何の確証もなかったはずなのに、ある意味ビックリ!
まぁ、だけどあの状況だったら、ああするかも。それは1人の親として。
ラストのピアノのシーン…良かったなぁ。
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