日本国内で賛否が別れるのは当然。
当時、ベルギーの若者の失業率20%だそうだ。主人公ブリュノのような生活を送る若者は決して特別ではない。
日本の観客からすれば、非常識で幼稚な主人公の行動には不快感を…
我が子を金に変えた若き父親ならぬ「ある子供」。
貧しさに晒され続け、命の重さも労働の価値も知らないまま、父親になってしまった彼の危うい姿は、決して特別な存在ではなく、無知な若者のカリカチュアとして…
なんじゃこりゃ。凄まじい。
ブリュノの言動が本当最低過ぎて、
でも目の前のことに必死過ぎて、
生きづらくてやり場なくて、全部自分のせいなのに、周りに迷惑かけまくって本当に救いようの無いやつなんだけど…
テーブルにお金を置いた時、1ユーロでも利益を得たいという強迫衝動が収まってゆき、やっとノーマルに近づけるかもしれないという安堵が胸に広がったのだろうか。
窃盗で最も傷つくのは、盗まれた人間ではなく盗…
ダルデンヌ兄弟監督の凄すぎる長編第六作目。二度目のパルム・ドール受賞作品。前作『息子のまなざし』(2002年)も凄かったけど、これもすごい。
ダルデンヌ兄弟監督作品はケン・ローチ監督のように社会的…
子供ができたのに真面目に働く気もなく窃盗しては換金する生活を続けているブリュノに腹が立って仕方なかったが、養子を欲しがってる家族にジミーを売った時には腹が立つというよりも呆れ返った。 ソニアにも見放…
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