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ある子供のmemのレビュー・感想・評価

ある子供(2005年製作の映画)
4.0
ラストシーの涙でブリュノが途方もないしんどさをずっとずっと抱えてたことに気づく。

外の世界はあなたに厳しすぎる。

わかんないよね。

どれほど川の水が冷たいか。
なぜ子供を売っちゃいけないのか。
お金を返したのに罪はなぜ消えないのか。

何も知らないブリュノは、
空っぽのベビーカーや動かないスクーターを抱えて彷徨うしかなくて、
大事な帽子もジャケットもベビーカーも二束三文で手放してしまう。
損した分は盗んで取り返そうにも失敗。
1つもうまく行ってないのに自分の辛さを誰かにぶつけたりもしない。
ただ耐えて生き延びてる。

いつか誰かが彼を助けてくれるんだろか。
無理だろうな、、あのまま耐えて生きるんだろうな。。
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