ダイナ

逆転裁判のダイナのレビュー・感想・評価

逆転裁判(2011年製作の映画)
1.5
BGM、一部キャストの原作再現度、ホログラムの証拠を投げつける演出(馬鹿すぎて一周回って面白い)は良かったものの個人的に合わない作品。

原作ゲーム既プレイの自分でさえちょっと戸惑うレベルのストーリー構成、初見の人がついていくのはかなり困難と思われます。会話劇もキレがなくテンポが悪い。キャストのコスプレ感、一部を除いて原作ビジュアルが持つキャラの可愛さも体型も威厳も消え失せてる悪さの印象の方が強いです。この世界で必死に演技する成宮寛貴が不憫でしょうがない。致命的だったのはシリーズの醍醐味である逆境を切り抜ける閃きの爽快感が全然感じられなかった点。(大目に見てクライマックスだけはマシになっていた)

時間が足りないから進行は巻き。原作のストーリーは端折られているためキャラの背景が薄い。何が嫌かって逆転裁判に触れてない人が本作から入って「トリックの真相」や「誰がどういう結末を迎えるか」を中途半端に知ってしまい、プレイ意欲を無くしてしまう懸念や今後ゲームをプレイするかもしれない機会の時のワクワク感を削いでしまう所。逆裁知らない人には絶対に勧めたくない作品です。ゲームやろうゲーム。スマホアプリでも出てるので手軽に出来ますよ。
ダイナ

ダイナ