【名作を観ようシリーズNo.30】
イタリア映画の逸品であり、ジュゼッペ・トルナトーレの最高傑作‼︎
20数年ぶりの鑑賞。20代の時は正直ピンとこなく…
今回は完全オリジナルバージョンだけど、バージョンは関係なく、この作品を感じるには、当時はまだ未熟だったと思う。
40代の今だからこそ、この映画の素晴らしさが沁みてくる。
映画に魅了された”Paradiso〟での少年時代。
アルフレードとの”絆〟
青年時代の”恋〟と”失恋〟
そして、故郷を離れ成功し、30年ぶりに帰郷するトト。
母親の長年の”愛〟を知る。
恋人だったエレナと再会を果たし、当時の真実がわかり愕然とするトト。
アルフレードがトトに遺したものとは…
ラストシーンの余韻が残る。
この作品には”映画愛〟と”人生のウンチク〟がたくさん詰まっている
エンニオ・モリコーネの音楽で、より感傷的に。
気づいたら、人生を振り返っている自分が…
たくさん失恋もしたし、人生に悩み続けた40数年。
でも過去があっての自分だし、過去にありがとう!と、この作品を観た今なら素直に思えてしまう。
アルフレードが遺したフィルムを微笑みながらみつめるトトも同じような心情だったのかな…
映画好きのすべての人に観てほしい作品だけど、この作品は自分がそうだったように、観る人の世代と環境で感じ方が全く変わるに違いない。
”人生で大切なことはすべて、映画から学べる〟
この先、どんな名作が待っているのだろう…
ノスタルジーに浸り、過去を見つめ直すことができた
さぁ、前に進もう!