久々に観たけどやっぱり名作だ。
最近はテーマを絞った映画が多いけど、これは人生の映画。印象的なシーンがたくさんあって色んな角度から語りたくなる。
それでも敢えて一言でまとめるならば、これは「慎ましさ」の映画だと思う。
今はいつでもどこでも繋がれるし、伝えたいことはすべて伝えたくなってしまう。伝わらないことや、伝えてもらえないことに耐えられない。
でも伝わらないこと、伝えないことがあるからこそ、むしろ伝わることもある。
最後のアルフレードが残したフィルムがその典型で、どんな言葉よりも伝わる贈り物だ。
しかもそれが相手に伝わったかどうかを確認することもなかったアルフレードの慎ましさよ。