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アメリカ上陸作戦のkirioのレビュー・感想・評価

アメリカ上陸作戦(1966年製作の映画)
3.9
冷戦ものコメディの心温まる一本
相手を「信頼する力」が問われる、ほどほどに真面目なユーモアさ

STORY
米ソ冷戦中、アメリカの小さなグロスター島に、ソ連の潜水艦が座礁した
艦を沖に戻すため、恐る恐る上陸するロザノフほか乗員たち
しかし、すれ違いから素性はばれ、噂が噂を呼んで島中が大パニックに…
頼みの綱は物静かな警察署長マトックスと生真面目なホイテッカー一家だけだった



米ソの対立をテーマにしながら、
キャラクターのユーモア、素直さに訴えかけるストーリー

ミソは、上陸するソ連側、対抗する街の住民の素直さだろう
任務や敵対心を持ちながら、みんな相手が怖い
なるべくあらごとを起こさないようにと努める、ロザノフ他のソ連御一行は、非常に良い可愛らしいキャラクターだ

しっかりとハッピーエンドで、互いを信じる心が街を動かすラストには、正々堂々とした気質が窺える

次作「夜の大捜査線」につながる
良心に訴えかける、いたって真面目なコメディだ
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