けーな

打撃王のけーなのレビュー・感想・評価

打撃王(1942年製作の映画)
4.5
WBC開幕中。侍ジャパン、準決勝に進出決定ということで、野球の映画を。

とてもいい映画だった。観ている人が少ないが、もっと多くの人に観てもらいたい映画だ。

「ヤンキースの誇り」とまで言われた、実在した野球選手ルー・ゲーリッグの伝記的映画。原題は、まさに「The Pride of the Yankees」。

ゲーリッグは、三冠王をはじめ、打撃タイトルを多数獲得し、史上最高の一塁手と称されている。野球が上手いのは、もちろんのこと、謙虚で誠実な人柄は、誰からも愛され、雰囲気的に、わかりやすく言えば、大谷翔平みたいな存在だったんじゃないか。彼の背番号4は、ヤンキースで、初の永久欠番。

ベーブ・ルース本人も、本人役で出演しているので、必見だ。一瞬だけ出るとかではなくて、複数回、登場するし、セリフもあって、演技もしている。

ゲーリッグがかかってしまった病気は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)。映画の公開後に「ルー・ゲーリッグ病」と、人々は、呼んだのだそう。

お母さんと、奥さんの愛が溢れてた。新婚時代に、嫁姑問題も、ちょこっとあったりして、笑えた。
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