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エネミー・オブ・アメリカの肉のレビュー・感想・評価

エネミー・オブ・アメリカ(1998年製作の映画)
4.7
高校生の頃にテレビ放送で見て気に入ったのでこの度Blu-rayを購入。
久しぶりに観たけどあの頃と変わらず面白い映画だと思えた。

ある日、主人公ディーン(ウィル・スミス)は気づかぬうちにアメリカ国家安全保障局(NSA)が関与する議員暗殺の証拠を手にしてしまいNSAから命を狙われる身となる。

監視カメラや衛星その他有りとあらゆる監視網を使いディーンを追い詰めて行くが、最後の逆転劇が鮮やかで凄く見応えがある。
全体を通して派手さはそこまでないが、テンポ良く進んでいくので終始だれることなく観れる。
監視されることの恐さも上手く伝えられてるんじゃないかなと思うのだが、この作品は1998年。現在の世の中を予言していたかのような内容では?と言いたくなる。
元NSA職員によるFacebookの監視問題告発、中国の顔認証など、まさにこの映画のようなことが現実化しているではないか。

映画に感化され過ぎ!とか思われるかもしれないが、今この瞬間も私たちが知らないところでこうした監視は実際に行われてるだろうと思う。それはこの映画を観る観ない関係なく常々思っていたこと。
一般人ですら他人のアカウント乗っ取りや成り済ましが出来てしまう世の中なのだから、国レベルでの監視がないわけがないと思う・・・気色の悪い世の中だ。
だけど、映画に一喜一憂し感想をこうして手軽に残し、情報を共有しあえる。これはこれで面白い世の中でもあると思っている自分がいるw
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