ミサホ

フレンチ・コネクション2のミサホのレビュー・感想・評価

フレンチ・コネクション2(1975年製作の映画)
4.0
名作の続編を続けて再鑑賞しました。
主演はもちろん、ジーン・ハックマンです。

ジーン・ハックマン演じるポパイことドイル刑事は、麻薬組織のボスであるシャルニエを追ってフランス🇫🇷へやって来た。前作からの因縁の相手である。

マルセイユ警察の面々は、ポパイを渋々受け入れるといった感じで、一様に冷たい。冷遇もいいところ。完全アウェーだ。

まあ、そんなことで怯むポパイではない。

ところが、マルセイユはパリと違って町に出ても全く英語が通じない。(パリも通じないか)酒場でお酒🥃を飲むのも、女の子と仲良くするのも骨が折れるのだ。

さすがのポパイも参ったな…という感じだし、署内での扱いは相変わらず酷い。相棒のはずのバルテルミー刑事が一番意地悪なんだ。可哀想なポパイ…

出だしは最悪だし、悪いことは続く。
外出するにも尾行を付けられる有様。

ある晩、町を散歩中、身内の尾行を上手く巻いた。ところが、シャルニエ一味に捕まってしまい、薬漬けにされるのだ!どうなるポパイ?

本作を初めて観たときは、やっぱり、この薬(ヘロイン)を打たれるシーンは強烈で、怖かったよね。痛みを伴う拷問よりある意味、恐ろしい。

続編の見どころは、犬猿の仲と言っても良いバルテルミーと、薬物の治療をする中で心が通う瞬間だ。共通の話題もまったくないふたりのこの瞬間は、良かった。

破天荒でタフで熱いポパイは、健在だった。どんだけ走るんだい!ラン・ジーン・ラン!ぐらいマルセイユの町と港を走ってた。そんな執念のラストシーン…痺れたなぁ。

1と合わせて、大好きな作品だ。
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