明石です

ウディ・アレンの重罪と軽罪の明石ですのレビュー・感想・評価

3.5
「奥さんと別れないなら、私たちの関係をバラすわ」としつこく迫ってくる不倫相手をギャングに依頼し殺させた最低男と、仕事で知り合ったウマの合う女性と無害な不倫を重ねていくどこにでもいる冴えない男。マーティン・ランドー主演の重々しいパートと、軽快で喜劇的なウディアレンのパートが交互に映し出される、タイトル通りのダブルサイドストーリー。

90年代前後のウディ映画にはこういう暗めのお話がちらほらありますが(『夫たち、妻たち』は好きだったことはさておき)、基本的には明るめのコメディの方がより好みな私。全体通しての感想ですが、普段のウディ本人なら小馬鹿にしてるような、かなり直球の説教臭いお話でした。似たストーリーのウディ作品だと『マッチポイント』の方がよく出来ている気がする。
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