きねまっきい

ウディ・アレンの重罪と軽罪のきねまっきいのレビュー・感想・評価

4.0
シーン転換の度に観客の思惑を裏切り、
これ以上無い面白さで物語を転がす妙義。
何処か凡庸な不倫譚ゆえに安心して身を委ねられるから、
微量な捻り部分にこそ特異なテーマが浮かび上がる作劇の新味。
最難題の尻切れトンボを軽みで納める天才。
これが映画だ。