雨宮はな

映画 犬夜叉 紅蓮の蓬莱島(ほうらいじま)の雨宮はなのレビュー・感想・評価

1.0
劇場版四作品の中でいちばんの駄作。
見どころは敵キャラ声優陣とエンディングアニメーション。

エンディング中、子供にとりあわれる雲母の表情とそのあとのお怒りがいちばん観ていて楽しいシーンだった。

敵キャラはなぜか大陸(中国)系で四神がモチーフ。
だけど島の設定との関連はなし。
最終形態は阿修羅像のような合体系で、そこはかとなくダサかった。
神奈延年さんと飛田展男さんをキャスティングしておいて、「とにかく強いぞ」「とにかく闘うぞ」「とにかく非道だぞ」ドカーンバカーンな流れは本当にいただけない。

劇場版ヒロインが不在の代わりに、色の名前がついた子供キャラが複数いるかんじ。
浅葱の「しゃべっちゃだめ!」「私がくべられれば…」系が本当にうざかった。
「犠牲になりたくない」「止めてほしい」が透けていて、だったらチラチラしてないで素直に「助けて」って言えよと。
他の子のほうがまだ素直だし賢い。
紫苑のグズグズもじもじ失神もなんだかなー。
ピックアップされる理由もいまいちわからん。
「大人に頼れない子供たちの表現」だと思おうとしたけど、そこまで考えるのはちょっと良く見過ぎかな。

見た目が桔梗なだけの別物を処理できない犬夜叉に、「おまえ、まだそんななの?」とげんなり。
桔梗の「情けない」というセリフにすべてが込められている。
雨宮はな

雨宮はな