デパルマ作品の中で一番明解なのでは。
メープルリーフの印が入った木箱て、囮にもほどがあるやろ、と思ってたらやっぱりそう。
わかりやすく大失敗からスタートして
少しずつ信頼できるメンバーを見つけて勝利を収めていく過程は学園ものやアクションもののようなワクワク感があって良し。
危険が迫るシーンではわかりやすく緊迫感のある効果音がながれ、仲間の死を悲しむときにはこれでもかと哀愁テーマが流れる。これがまたB級臭漂うデパルマっぽくて好き!
そもそもオープニング!
ただ影とクレジットの文字だけの映像を緊張感のある音楽で、なぜかスクリーンから目が離せなくさせる。音楽の力は偉大やね。
マーロンのアパートのシーンでは得意の覗き見カメラワークが絶妙で、さらにストリート名がマッチのパッケージにメモ書きしてあるのを見せるのがのちほど活きて来るところが良い。
ミッドナイトクロスでも駅のシーンを重要なところに持ってくるので、好きなんでしょうね。
カナダ国境のシーンでは見せ場がなかったアンディガルシアがここではケビンコスナーの100倍の活躍を見せる。これは、誰がどう見てもカッコ良すぎるし美味しすぎる役。
またこういう作品作ってほしいなあー。