午前１０時の映画祭にて鑑賞。大まかなストーリーや作品については作品の知名度を考慮して割愛。
今回注目する点は、アルカポネ役のロバート・デ・ニーロと米ドラマ『ボードウォーク・エンパイア』で同役を演じたスティーブン・グレアムの関連性について。関連性を感じた理由は両者の喋り方である。下唇を突き出した喋り方が主に似ていると感じた。しかい、この喋り方はイタリア系アメリカ人には多く見られる特徴なのでアルカポネを意識すると自然にそうなるのではと思う。しかし、デニーロの足を振り上げる取り乱し方などは映画『アイリッシュ・マン』でスティーブンが演じたワイズガイの取り乱し方を彷彿させられたのでその点でも非常に関連性が高いと感じた。
また相違点も多く観られ、両作品のアルカポネに対するアプローチの仕方が違うため悪役として演じたデニーロと良き父親としても演じたスティーブンには笑い方や身振りが違っていた。アルカポネの描き方や映画とドラマという違いがあるのでそもそも比べることに無理があるのだが。
午前１０時の映画祭は今回が初参戦だった。過去の名作をスクリーンで見る機会が中々なかったが画質もとても良かったので時間が許す限り様々な作品を観ていきたい。
