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アンタッチャブルのtomひでのレビュー・感想・評価

アンタッチャブル(1987年製作の映画)
3.0
午前十時の映画祭で、久しぶりにアンタッチャブルを鑑賞。昔観た時より楽しく観られた。

個人的にブライアンデパルマ監督はとても好きな監督。
デパルマはこの作品だけでなく他の作品でも意識的にヒッチコックへのオマージュシーンをよく作るので、それを感じながら観るとデパルマ作品は更に楽しくなる。

『戦艦ポチョムキン』のオデッサの階段を意識したと言われる駅階段のシーン。改めて見直してもエイゼンシュテインというより、めちゃくちゃヒッチコック(笑)当時も思ったけど、時間が迫ってくる感じ、何かが始まる緊迫感、それらをセリフではなく画の積み重ねだけで見せいく演出、なかなか見応えある。デパルマいいな…というかヒッチコック?(笑)

エンニオモリコーネの音楽、美しいけどこの映画では情緒あり過ぎかなとも思った。壮大な旋律が色んなシーンで流れてくるので、逆にちょっと冷める感はあった。以前観た時は全くそんな事は思わなかったのに、何だろう…。

午前十時の映画祭でやらなかったら劇場大画面で観る事はなかったと思うので良かった。
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