pauh

恐怖の報酬のpauhのネタバレレビュー・内容・結末

恐怖の報酬(1953年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

白黒なのも忘れる程迫力満点で、次々と襲う手に汗握るトラブルも緊張感があり夢中になって楽しめました!
前半の人間模様などそれぞれの性格や関係性など描かれていたおかげで、後半からの本性の表れ方などに説得力が増し、特にあれほど威張り散らかしていたジョーが腑抜けの腰抜けだとわかり、目も当てられないほどの惨めさでマリオが呆れるのも納得でした。
凸凹道でのスリルや、今にも崩れそうな橋を使っての大回りターンの緊張感、塞ぐ岩をなんとか爆破出来たかと思いきや呆気なく先程喜びを分かち合った仲間が爆死してしまったりと、展開ひとつひとつが面白く、飽きずに楽しめて良かったです。
最後も悪い予感はしていたものの、やはり転落死してしまい最後の最後まで浮かれて気を抜いてはダメという教訓も得られました。
画面越しでも恐るべきニトロの恐怖に震える、ドキドキハラハラする作品でした!
pauh

pauh