「俺、この仕事が終わったら故郷で嫁さん貰ってニワトリ飼うんだ!」
・・・
あらすじ。
ニトロをトラックに載せて500㎞先の油田に運びます。
以上。
…たったこれだけのことが。
こんなにもスリリングになるなんて!
文字通り死と隣り合わせ。手に汗握るとは正にこのことです。
ニトログリセリンなる物がどれ程の衝撃で爆発するものなのか、知りません。
ただ、取り扱いを誤ると爆死!という情報を知っているだけで、人物の何気ない動作や、物の動きが、もう怖くて怖くて仕方ないという。
エンジンかけるだけでもうヒヤヒヤ。
昔の車のエンジン音…ぶんばこぶんばこいってますね…エンストがっくんしまくりの運転初心者ならこれだけで震えること間違いなし。これで坂道発進しろ言われたら逃げる(>_<")
凸凹道で急ブレーキ?…やめて!
ニトロの容器を持って咳き込みそうになる…やめて!
つまづきそうになる…やめて!
置いた容器に向かって石が転がってくる…やめて!
こんな感じでずーっと緊張し通しであります。繰り返しますが、積み荷がニトロであることを知っている、ただそれだけでです。
世の中には知らない方が幸せなことってたくさんあります。
知っている、ということの怖さを認識させてくれる映画でした。
任務に挑む四人の男達の人間臭さ、けして命知らずな訳ではない男達の人間模様にも心動かされます。
ラストがやるせない…
・・・
観る機会を何度か逃がしていた本作を、ブックオフで目に入ったので買っちゃったんですが…僕が本来観ようとしてたのはリメイク版のほうでした…
て言うかオリジナル版の存在を知らなかったので、タイトル同じだから何の疑いもなくオリジナル版を買っちゃっただけという。
でも失敗だとは思ってません。
このスリルは本物です。これは間違いなく名作です。