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炎のアンダルシアのryoのレビュー・感想・評価

炎のアンダルシア(1997年製作の映画)
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金子冬実さんのアフタートークが滅法面白い。12世紀イベリア半島におけるセクトの跋扈を90年代におけるイスラーム主義者の台頭と並置したうえで、Al-mohager(1994)がイチャモンをつけられて公開禁止処分を受けた記憶が、本作ラストの署名付きメッセージーー知識には羽があるーーへ繋がるという。しかし本篇はうーむ。運動神経がまるでないというか、本当にジーン・ケリーから何を学んだのかと呆れもした。シャヒーンを知ったのは『イメージの本』で引用されたときで、そんな偉大な人がエジプトにいたのかと胸を躍らせてきたため、やや苦いシャヒーン経験となった。
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