プレコップ

モジュレーションのプレコップのレビュー・感想・評価

モジュレーション(1998年製作の映画)
3.7
もうこの世界では新しい音符は生まれないし、良いメロディは出尽くした。
でも、ここで登場するDJや実験音楽家たちは楽器を構築、再解釈、そして破壊し、リズムを極限までぶち壊し、テクノロジーの発達と録音技術を高めることで音楽の価値そのものを見直した。

ドイツやデトロイトでは社会的鬱屈から逃れるため人々を音楽で近未来の仮装世界までぶっ飛ばした。

しかし、電子音楽は別の側面では宗教、ドラッグ、狂気などを生み出してもいる。
とても魅力的だが危険な世界でもあることを再認識させる一本。

映画としてはこんな人がインタビュー受けてるの?という発見が面白い。
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