アランスミシー

ニンゲン合格のアランスミシーのレビュー・感想・評価

ニンゲン合格(1999年製作の映画)
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《吉井豊》冒険志向→安全志向
日米安保勢力の鎮圧により1980〜1990年までの10年間眠らされていた共産主義革命分子、

《室田》安全志向→冒険志向
かつて日米安保を支持し学生運動の鎮圧活動に参加していた室田だが、
バブル崩壊によってむしろ自分が労働弱者側の立場になってしまうという皮肉な展開を迎える。


室田「眠り続けてくれると思ったんだ」
↑リベラルの波が2度と来ない事を望む

室田「バカにしてるのか?」
↑反対勢力だった自分がむしろそっち側になってしまった皮肉な結末を笑うのか?という意味

《藤森》安全志向→冒険志向

《吉井真一郎》冒険志向→安全志向
資本主義の勢いに任せて子供を生んでしまうも後悔
息子と出会い一瞬安全志向を取り戻す

《岩谷幸子》冒険志向→安全志向
女性の社会進出という謳い文句に載せられ、家庭に収まっていた頃の大切な部分まで失ってしまう

《吉井千鶴》冒険志向→安全志向
親世代の雑な子育て(若年世代向けの支援政策放棄)の被害により幼少期の夢を奪われた冒険志向に走る



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