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おませなツインキーのadeamのレビュー・感想・評価

おませなツインキー(1969年製作の映画)
2.0
リチャード・ドナーがキャリア初期に手がけた軽妙なコメディ。
まだあどけない16歳の少女と恋に落ちてしまった38歳のポルノ小説家が周囲の反対や、夢見がちな10代と現実に直面する30代のギャップで衝突しつつも共に暮らし始める物語です。
「わらの犬」で名を知られる前のスーザン・ジョージがミニスカートで若さ弾ける魅力を振りまいています。
ストーリーは平凡ですし設定にももう少しひねりが欲しかった気はしますが、会話に合わせてフラッシュバックが挿入される語り口やコミカルな演出は良かったですし、60's感あふれる音楽、ファッション、街並み、インテリアなど感覚的には観ていて楽しかったです。
ただ心理描写の弱さは否めず、2人に感情移入し難いのであまり応援する気になれないのは難点でした。
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