鳥さんの瞼

ヴァンパイアの鳥さんの瞼のレビュー・感想・評価

ヴァンパイア(2011年製作の映画)
3.3
静かな殺し。静かな吸血鬼の心の揺らぎ。

不思議な湿度。
空気の奇妙なこすれ。


美しいカット。
白い風船、貼り付けた青空のコピー。

カメラワークの優雅さ。


特に悪でも善でもない吸血鬼。
その中での心の揺れを眺める物語。

序盤でツマラン殺人犯が出てきてオイ!!
と思ったけど軽蔑されてて安心した。勝手に。

随所に中年男性が考えた話感はあった。気がする(良い点でも悪い点でもあるような)


独特の美学、静かな揺らぎを持つ作品でした。
鳥さんの瞼

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