歩葉戸路素

戦場のガンマンの歩葉戸路素のレビュー・感想・評価

戦場のガンマン(1968年製作の映画)
5.0
インチキなマカロニ・コンバット映画

米軍がナチス軍の基地に潜入する戦争映画
筋だけ聞けば普通の物語だが、細部に突っ込みどころがありすぎる…

まず基地の電気の走る金網を超えるミッションだが…なんと
『トランポリンの達人の兵士』
を連れてきてトランポリンジャンプで金網を超える作戦に出る!(ちなみに本物のスタントがノーカットで金網ジャンプしている)
次に電気を止めて金網を切り基地へ侵入するが、敵兵にバレるとすかさず
『野球ボール』
をぶん投げて敵をやっつける!確かにボールなら銃声も無いし…おまけに拾ったら何度も使える!
この神がかったチームプレイでナチス軍は壊滅

お遊戯会とか言ってはいけない…

でも敵のナチス将校は異様な迫力があった!ハリウッド映画では絶対に生き残る人物があっさり死んだりその辺は中々シビア
製作国はイタリアだが元同盟国のドイツが悪党のこんな娯楽映画撮る姿勢に敬服
イタリアのノンポリっぷりが伺える
歩葉戸路素

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