もうね、当時はこんな漫画(原作)知ってるだけで白い目で見られたものです。
オタクと言う言葉が市民権の全く無い時代の奇跡の一本。

黒井ミサ、転校生。
転校してきた、新しい学校は普通の学校･･･のはずだった。
次々におこる不可思議な事件。
果たして原因は何か？
ミサ自身にも何かの原因が？

今も一線級の美しい若い女優さんを、よくぞここまで集めたものです！監督の先見の明なのか、事務所の力なのか、とにかく画面が華やか(^ω^)
おっとホラーざますよ。
さりとてグワー無理だろ、血飛沫ドシャーとかは無し。
ストーリーは大袈裟で魔法や怪しげな術はなりを潜め、超能力的な展開。
エコエコアザラクじゃないじゃん！
その通り！美少女映画でした。ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

制服フェチは見なさい。
怖くないから。

実家からDVDを持って帰ってきたので久々に再鑑賞。実はDVD集めてるシリーズ。

有名漫画の実写化第一弾です。
ちなみにシリーズ実写化作品は、

エコエコアザラク1 1995
エコエコアザラク2 1996
エコエコアザラクドラマ 1997
エコエコアザラク3 1997
エコエコアザラク　2001
エコエコアザラク眼 2004
エコエコアザラクR 2006
エコエコアザラクB 2006
ファーストエピソード 2011

こんだけあります。
このうちDVD5本持っていますので、おいおい再レビューしようと思います。
(面白いのは3までで、それ以降はアイドルの登竜門的な感じで深みがないです。)

パート1にあたる本作は95年に実写化されましたが、まず話題なのは18才の菅野美穂が出ています。(映画出演2本目)
狂った演技が中々良いのと、菅野美穂ってこの頃から変わらない。
永遠の18才ってほんとにいたんですね。

女教師役はスチュワーデス物語の高樹澪で、レズシーンを演じています。
女子高生の乳首を舐めたりします。
そんな乳首を舐められる女子高生はエロ教師にスカートの中まで身体検査されたり、基本パンツかおっぱいが見えていて、絶対AVの方かと思ったのですが、ヌードにもなれるグラビアアイドル(ヌードル)の方でした。グラビアの方で乳首ぐらいは吸わすってなかなか思い切った事をしますねって驚いたのも束の間、更に調べてみるとコナンやポケモンやハム太郎なんか有名アニメの声優もやってました。
更にはエクソシストのリーガン役の日本語吹き替えもやってました。

で、いったいどんな映画なん？エロいの？って思った方もいるかと思いますが、
エロいです。
女子高生は基本パンチラしててもそのまま使われてます。
しかも中にシャツとか着てないのでセーラー服の下はブラジャーが見えてます。

ってのは置いといて、
学園Jホラーの中では良作なシリーズです。
学校から出られない恐怖や次々と生徒が死んでいく、よくある学園Jホラーの先駆けといっても過言では無いし、今ではよくある驚きの黒幕の正体なんかもこの頃から取り入れています。古いが故に不気味な夜の学校になっていますし、窓の外が紫ってのがかなり良いです。

最近の学園ホラーはアイドルで釣ってる部分が大半ですが、この頃は恐怖表現もしっかりしてるので観て損は無いと思います。

少年チャンピオンで連載されていた古賀新一の原作は時々読んでいた。チャンピオンって、これと「恐怖新聞」のせいでホラーが載ってるコミック誌のイメージが強くって、いくら手塚治虫や永井豪作品が載っていても買って読もうとしなかった。雑誌連載時に読まなくて、単行本になってから読む癖がついたのは、こういう経験のせいなのかも。

あのおどろおどろしい雰囲気はそのままに、学園スプラッタホラーに仕上げた実写版が本作。怖いの嫌いなんだけど、興味本位で観たら意外と引き込まれてしまった。予想外の佳作。

悪魔が支配を企てた学園を守るために、黒魔術使い黒井ミサが転校してきた。学校に閉じ込められたクラスメートたちと彼女が闘うストーリー。血しぶき、グロ描写も凄いと感じたけれど、この手の描写に免疫がない僕の感想なのでそれなりなんでしょ。暗い場面が多いのでＳＦＸも荒さが目立たないのもよかったか。

吉野公佳の寡黙なキャラクターも良いのだけれど、特筆すべきは菅野美穂。演技上手な娘だよなぁとは思っていたけれど、この役は見事。後半を不気味な高笑いで盛り上げてくれる名演。佐藤嗣麻子監督って、脚本家としては原作を破壊する人だと思っているのだけれど、監督に徹した本作はいい仕事だと思う。見応えあり。観月ありさの「超少女REIKO」よりはおすすめしますw。