ももさく

四日間の奇蹟のももさくのレビュー・感想・評価

四日間の奇蹟(2005年製作の映画)
2.5
将来を期待されていたピアニスト如月敬輔(吉岡秀隆)は5年前ロンドンである夫婦の娘を助けた事によって左薬指の神経を切断、ピアノが弾けなくなる。両親を亡くしたサヴァン症候群(知的障害者や発達障害のあるもののうちごく特定の分野だけ能力を発揮する)の千織(尾高杏奈)をひきとった。千織の音楽の才能を引き出し各施設を周り演奏していた。

ある日、岩村真理子(石田ゆり子)の働く療養センターを訪れる。そこで人見知りの千織は真理子にはよくなついていて2人で遊んでいる時に落雷が落ちた影響で真理子は意識不明、千織は軽症だった。千織は目覚めた時に初潮をむかえたが生理用品の使い方を知っていた。初めてですよね?と不思議に思う看護師(中越典子)...その理由は千織の体に真理子の魂が宿っていたからだった。

結婚に子供は、そんなに重要なことなのだろうか?と共感できなかった。子供が出来ない女だから別れろとか言う親もだし元旦那も結婚する前にそう言う話ししておけと思ってしまった。

元旦那(西村和彦)再登場のシーンは吐き気がした。自分が真理子の立場だったら「良かった」なんて思えないしあんな風に子供を抱けない気がする。私がひねくれすぎなのか?。

初恋の人ってのは、やっぱり特別なものなのは分かるけど、それは真理子だけの問題であって敬輔にとって真理子の存在ってほぼなかったのにそんなに真理子真理子ってなるもんなのかなぁ?と思った。うーん...。

千織役の子の表情がコロコロ変わるのが女優さんとして凄かった。

先生(西田敏行)と奥さん(松坂慶子)の話しは必要だったのか?信じる力とか神様は、いるかわからんとかって部分としては必要だったのかもだけど。西田敏行は安定の演技力。

ほんのちょい役で鳥羽潤が出てた。

ピアノの曲や景色が映画を美しく、切なく感じさせる。特に片手づつで弾くシーンが良かった。

見るの3回目くらいですが初めて見た時は凄く感動したのだけれど今見るとうーん...。悪くないです。でも普通です。