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四日間の奇蹟のodyssのレビュー・感想・評価

四日間の奇蹟(2005年製作の映画)
3.0
【石田ゆり子より中越典子】

(以下は2005年に書いたレビューです。)

佐々部清監督作品。 

将来を嘱望されるピアニストだった吉岡秀隆は、発砲事件に巻き込まれた際に、脳に障害のある少女(尾高杏奈)をかばって手を銃弾でうち砕かれ、キャリアを断たれる。しかし両親を殺されたその少女と暮らすうちに彼女のピアニストとしての才能に気づき、彼女を育てることに生きがいを見出す。 

やがて2人は、かつて高校時代吉岡にひそかな思いを寄せ、今は養護施設に職員として勤務する女性(石田ゆり子)に招待されて施設に演奏をしに出かける。演奏会終了後、石田が尾高と野外で遊んでいると、落雷にあって、不思議な現象が・・・。 というような筋書き。 

最近流行?の純愛感動もの、のようであり、「いま、会いにゆきます」とちょっと似ているようなところがある。全体としてまあまあかな、という気がするが、やや後半展開が間延びしていて、もう少し削った方がいいと思う。

加えてヒロインの石田ゆり子がイマイチ魅力に乏しく、少女役の尾高杏奈ばかりか、脇役の中越典子や松坂慶子にも完全に食われているのが、いけませんね。特に中越典子の美貌が際だつ映画であり、彼女に主役をやらせたかったなあ。
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