うみぼうず

キッドのうみぼうずのレビュー・感想・評価

キッド(1921年製作の映画)
4.5
声がなくてもここまで笑えるとは。
飛ぶ犬のシュールさよ。

チャップリンは言うまでもないが、子役がめちゃくちゃかわいいし芸達者。泣きの演技やコミカルな動き、表情全てが素晴らしいなと。
チャップリンはこの時まだ20歳そこそこで、この作品を作れるのはやはり凄い才能と思う。けっこうアクションが多め。

モノクロの映像にも表情があって、ぐちゃぐちゃで焦げたパンケーキすら美味しそうに見えるのは演技のなせる業。貧乏ながらも幸せな暮らしが、観ている側にも幸福感を与えてくれる素敵な映画。
うみぼうず

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